イギリスオプション取引市場一覧 ― United Kingdom Options Trading Market List

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オプション取引の用語集

あ	い	う	え	お
か	き	く	け	こ
さ	し	す	せ	そ
た	ち	つ	て	と
な	に	ぬ	ね	の
は	ひ	ふ	へ	ほ
ま	み	む	め	も
や		ゆ		よ
ら	り	る	れ	ろ
わ

イギリスのオプション取引の歴史は古く、17世紀の株式オプションが始まりと言われていますが、投機取引の対象となったことから、1734年の法律により禁止された背景があります。近代では、1978年に株式取引所においてオプション取引が開始し、1982年のLIFFE（London International Financial Futures and Options Exchange / ロンドン国際金融先物取引所）の設立と共に、通貨・金利・債券を原資産としたオプション取引が上場されました。

1984年にFTSE100先物、1986年にFTSE100先物オプションが取引開始されましたが、当初の売買はあまり活発ではありませんでした。その後、LIFFEは1992年にLTOM（London Traded Options Market, ロンドン・オプション取引市場）と合併し、証券オプションが取引されるようになり、LIFFE（London International Financial Futures and Options Exchange）へと名前が変更されました。その後、M&A（合併と買収）を繰り返し、2002年にユーロネクスト（Euronext）に買収、2007年にニューヨーク証券取引所（New York Stock Exchange）に買収され、NYSEユーロネクスト（NYSE Euronext）となり、2013年にインターコンチネンタル取引所（IntercontinentalExchange / ICE）に買収されました。

現在では、イギリス個別株式の株式オプション、株価指数の指数オプション、先物オプションなどが取引できますが、ロンドン市場の株式オプションは流動性に欠け、ADR（米国預託証券）のオプションの流動性の方が豊富であることが多く、アメリカ市場を通じてオプション取引を行うメリットは大きいといえます。

イギリス個別株式の株式オプションの流動性のデータは、年間の1日平均取引量（ADV / Average Daily Volume）などの時系列データ（例 : Euronext / Eurex）は、今まで配信されていませんでしたが、2021年度から直近の過去1年間分のみの時系列データを調べることができるようになりました（ICE Report Center）。

分類	原資産		取引シンボル	詳細
現物 Equity	指数 Index	株価指数	Z	FTSE 100 Index
現物 Equity	株式 Stocks	個別株式	ADR（米国預託証券） mainboard / otc
先物 Futures	金融 Financial	株価指数	Z	FTSE 100 Index
		債券	R	Long Gilt
		金利	SONIA	Three Month SONIA
			I	Three Month Euribor
			SRFXON3	Three Month SARON
	商品 Commodity	エネルギー	COIL	Brent Crude Oil
			WTI	WTI Crude Oil
			GOIL	Low Sulphur Gasoil
			HOIL	Heating Oil
			RBOB	NYH (RBOB) Gasoline
			NGF	UK Natural Gas
			ATW	API2 Rotterdam Coal
		CO2排出権	ECF	EU Allowance
		CO2排出権	UKA	United Kingdom Allowances
		農産物	C	London Cocoa
			D	Robusta Coffee
			W	White Sugar No.5